夏の紫外線対策といえば、必須アイテムともいえる「日傘」ですが。
最近曇りの日にも日傘をさしている人が多いような・・・?
でも曇りの日に日傘をさすのってなんだか恥ずかしい!!なんてことを思ったことはありませんか?
曇りの日に日傘をさす意味ってあるのだろうか?その効果は??について少し詳しく掘り下げてみたいと思います!
目次
曇りの日に日傘って必要なの?はずかしくない?
そもそもなのですが。日傘ってあなたは何のためにさすのでしょうか?
暑さ対策?紫外線対策?
日傘の主な効果はこの二つなのですが、前者の「暑さ対策」のためなら曇りの日の日傘はあまり意味がないかもしれません。日傘はささなくてもOK!
ただし、紫外線対策のため!であれば、100%ではありませんが必要でもあるのです。
ちょっと紫外線について詳しく見てみましょう。
紫外線にはこんな害がある
私たちの住む地表に届く紫外線には2種類のものがあります。
UVーA(紫外線A波)
UVAは、地上に届く紫外線の実に95%!
怖いのは雲や窓ガラスを通して肌の奥深く「真皮」と呼ばれるところまで届いてしまうこと。
このUVAは肌の奥深くを傷つけるので、元気な若々しい肌を作るための線維芽細胞を壊してしまいます。
これが女子には一番いやな影響「シミ」「シワ」「たるみ」の原因になると考えられているのです。紫外線によるものを「光老化」と呼んでいるほど・・・。
日焼けのような「赤みや炎症」を起こしにくいので、気づかずに「うっかり日焼け」の原因になっています。
UVーB(紫外線B波)
屋外での日焼けの原因はコレです。
すぐに反応が出る日焼けの原因。
UVBは、地上に届く紫外線の5%。肌の表面の細胞を傷つけて火傷のように赤くなったり(日焼け)メラニン色素が沈着してしまうことがあります。主に肌の表面のトラブルの原因です。
肌へのダメージはシミやそばかす、そして日焼け!
さて、UVAとUVBのことを詳しく見てみると、どっちが怖いか!?といえば一目瞭然ですよね(;´Д`)
UVAのほうが、明らかに多い(95%)うえに、肌に与える影響はシワシミたるみ・・・と老化を促すために深刻。そして曇を通過する・・・
晴れの日はもちろん曇りだろうと雨だろうと、台風であろうと紫外線は年中降り注いでいるのです。
日焼けのおもな原因になるUVBは、晴れている時に多く降り注ぐ紫外線なのですが、このUVBは透明ガラスでも70〜80%を遮断することができます。
言い換えれば、日焼け止め以外の日傘や長袖のものでも同じようにかなりの線量を防げるということ。
そう、問題なのはUV-A!!
晴れ・曇りだろうと荒天だろうとあまり関係なく平均的に降り注ぐなんて こ、、、怖い!怖すぎますΣ(゚Д゚;≡;゚д゚)
貫通力が高いためにコンクリートなどでも貫通してしまいます。人間に対しても皮膚の内部に貫通・蓄積されるために光老化、さらには皮膚がんの原因にもなりかねないのです。
ここまで読んできて、賢いあなたなら気づいたのではないでしょうか?
日傘、UVA貫通するんじゃないのか問題・・・・。
日焼けの原因になるUVBを遮るためならとても有効なのが日傘ですが、UVAは。。。?
次章では日傘の効果について!!
曇りの日の日傘にはどんな効果がある?
と 前章ではちょっと不安になるような言い方をしてしまいましたが、正しい言い方をすると「ただの日傘ではだめ」なだけで、実際はUVカット加工がされているものを使用することで効果はきちんとあります。!ただし、UVカット率99%以上のものを探してくださいね♪
とにかく紫外線(UVA)を!光老化を遮りたい!との思いで日傘をさすのであれば 効果はゼロではありません。
曇りの日でも自信をもって日傘をさしてくださいね!
ちなみに!!日傘のUVカット効果は永遠ではありません。その効果は1年たつと衰えていき、使い始めてから3年以上たっている日傘ではUVカットの効果はあまり期待できず寿命がきていると考えましょう。
日傘は最短でも1年最長でも3年以内には買い替えることが大切です。
日傘を選ぶことで紫外線カットの効果は期待できる・・・が!
完全遮光100%の日傘も売っていますが、これでもカットできる紫外線は全体の約50%なのです。
100%なのに!?なんで!?!?
上から頭上に降り注ぐ紫外線は実に40%程度。
残りの60%の紫外線は乱反射していて、あっちこっちから紫外線は飛んできているのです。下から横から斜めから・・・。
頭上から降りそそぐ紫外線は遮光100%の日傘で遮ることができても
散乱している紫外線はブロックできない!と知っておくと、日傘だけでは無理じゃ!ということでしっかりした紫外線対策ができますね♪
どれだけ性能のいい日傘だっとしても、紫外線全体の50%程度しか防げないこと。
どれだけ性能の良い日傘をさしていても、乱反射する60%の紫外線は横から下から侵入してくるので、100%の紫外線は防げない!
というわけで、紫外線UVAを防ぐためには、曇りの日でも日傘をさす+曇りの日でも日焼け止めを必ず併用することが大切です!
曇りの日の日傘についてまとめ
ちょっと脱線して紫外線の話になってしまいましたが、紫外線を予防するために使うのであれば曇りの日だとしても有効です!
ただし
「UV加工」されている日傘を使うこと
寿命を考えて定期的に買い替えること
日焼け止めクリームを併用すること
が大切です。
これを踏まえていれば、曇りの日でも日傘をさすことは紫外線対策として有効です♪
マナーとして、人混みや交差点など人とぶつかるような場所で日傘をさすのは危険を伴いますのでやめましょう(*‘ω‘ *)